ダイエットをしていると体重が減らなくなる時があります。
このことを停滞期と言いますが、本当に停滞期なんでしょうか。
この体重が減らなくなった理由を知らないといつまでたっても停滞期から抜け出せないことになります。
目次
ダイエットの停滞期とは
ダイエットには停滞期がつきものと言われています。
その原因は、体を元に戻そうとする「ホメオスタシス機能」と言われています。
ダイエット始めたころは順調に体重は落ちていきますが、ある体重まで下がると体が、これはヤバイ!栄養が足りなくなりそうだと思って少しでも多く吸収しようとし、エネルギーをなるべく使わないようにしようとします。
これで身体は消費カロリーを少なくして摂取カロリーを少しでも多く吸収しようとするので減量が止まると言われています。
これがダイエットの停滞期だと言われています。
停滞期は、人によって長い人もいれば短い人もいるということです。
中には数か月もあると言われています。
本当に停滞期?
しかし、これには少しおかしいと思いませんか。
私たちは毎日食事をしています。
その食べたものは1日から3日で消化してしまいます。
消費カロリー>摂取カロリーであれば1か月も体重が変わらないのはおかしいと思いませんか。
ゆるやかに減量すると停滞期はないという方も多いのですが、同じ食生活を続けていくと必ず減量はストップします。
ゆるやかに減量するというのは、1か月で1キロ下がるスピードの食事制限をして、1キロ減量できたらさらに1キロ減量できる食事制限をするということです。
長い期間をかけて少しづつ食事制限を大きくしていくということです。
減量 = 摂取カロリー < 消費カロリー
減量はこの方式以外にありません。
摂取カロリーより消費カロリーが大きいほど減量も早く進みます。
摂取カロリーと消費カロリーの差が少ないほど減量のスピードは落ち、早く減量は早くストップしてしまいます。
このことを理解しないで停滞期だと思っているといつまでたっても抜けることはできません。
短期的な停滞期はある
次のグラフを見てください。
このグラフは、2か月で8㎏減量した時のグラフです。
このグラフでも見て分かるように短い停滞期はあります。(赤枠)
むしろこの短い停滞期のほうが本当の停滞期だと考えています。
長期の停滞期は、実は摂取カロリー≒消費カロリーになっている場合が多いのです。
ちなみにこのグラフは実際に私が2カ月で8㎏減量した時のグラフですが、運動はまったくしていません。
摂取カロリーが1日平均1000kcalなのであまりお勧めできない方法です。
この時は、もう数年前のことですが、リバウンドもなしに今まできています。
今では、も少し体重が落ちて54㎏ほどになっています。
停滞期を抜ける方法
長期間の停滞期は、停滞期ではなく消費カロリーと摂取カロリーのバランスが取れているのだと思います。
摂取カロリーの計算をやり直してみるか、今以上のカロリー制限をしないと減量は進まないと思います。
短期的な停滞期なら一度、たくさん食べるといいかもしれません。
たくさん食べた翌日は、体重は増えますが、ダイエット中の食事に戻すと割と早く体重が落ちて行きます。
短期間のダイエットでも短い停滞期と減量の繰り返しで体重は下がっていきます。
食事制限すると、脳は栄養が不足すると思って消費をできるだけ少なくしようとし、少しでも多く吸収しようとします。
しかし、基礎代謝がそれほど落ちる訳ではありません。
基礎代謝の計算方法を調べても、年齢と体重に関係しているだけです。
基礎代謝は体重が下がれば下がるし体重があがれば基礎代謝もあがるのです。
食事制限すると摂る水分も少なくなるのでできるだけ水分を吸収しようとします。
するとおしっこやうんちが少なくなったりします。
これが短期の停滞期です。
短期の停滞期を抜けるには、脳に栄養が不足していませんよと思わせないといけません。
そこで停滞期に入ると、多めの食事をすることで脳もリセットされて普通の状態に戻ります。
これが停滞期を早く抜ける方法です。
摂取カロリーが消費カロリーより大幅に少ない場合は、比較的早く停滞期を抜けることはできます。
まとめ
長期的な停滞期は、本当に停滞期なのかということを書いてきました。
停滞期の脱出方法を調べても、長期の停滞期は、何かを変えましょうと言っています。
恐らく、何も変えなければいつまでたっても停滞期を抜けることはできません。
それは停滞期ではなく、消費カロリーと摂取カロリーのバランスが取れてきただけだと思います。
ただ、筋トレを兼ねたダイエットは、筋肉が着くまでは、体重が下がりにくいと言います。
停滞期が長いと心が折れてしまいます。
本当に停滞期なのかどうかもう一度考え直してみてください。
すると必ずヒントが見えてきます。