リバウンドとは、一度ダイエットに成功して、元の体重になるかそれ以上の体重になることを言います。
リバウンドしないダイエット方法が、多く紹介されたサイトがありますが、その多くは間違ったことを書いています。
そもそも、リバウンドしないダイエット方法は存在しないからです。
目次
リバウンドの原因
ダイエットをするだけで基礎代謝は下がります。
ダイエットに成功した途端に食事を基に戻せば、体重が増えるに決まっています。
リバウンドしない体質は、ダイエットした後に基の食事量に戻しても体重が増えない体質のことだと思っている人もいるようです。
運動して減量できても、運動をやめればリバウンドします。
リバウンドする原因はダイエットしても元の生活に戻すからリバウンドします。
ダイエットすれば自動的に基礎代謝も下がるので、その消費カロリーに生活を合わさなければ維持することはできません。
リバウンドしない方法の間違い
リバウンドしない方法で多くの方が勘違いしているので説明したいと思います。
筋肉を付ける
ダイエットは体脂肪を落とすことが目的だということですが、これは間違いではありませんが、いい方によっては違う場合があります。
食事制限だけで、運動せずに減量すると筋肉が減ってリバウンドしやすいといいます。
しかしこれは間違いです。
筋肉は、動かすと付いて動かさなければ細くなってきます。
普段から運動してない人は、その運動量にあった筋肉量なのです。
地球には重力がありそれに耐えるだけの筋肉は細くなることはありません。
普段の行動と変わらなければ筋肉は、体重が軽くなる分だけ細くなるだけでそれほど筋肉は細くなりません。
食事制限だけでダイエットしても筋肉だけが細くなる訳ではありません。
ある程度は細くなりますが、それ以上に筋肉が細くなることはないのです。
食事制限だけのダイエットでも体脂肪は、十分落ちていきます。
食事制限だけでダイエットして標準体重になって体脂肪率が40%もあるということはありえないのです。
運動して筋肉を付けても運動をやめればリバウンドします。
筋肉を付けるということは、運動しているので消費カロリーが増えます。
それで基礎代謝が上がったと勘違いしているのです。
急激なダイエットはしない
急激なダイエットでも緩やかなダイエットでも元の生活に戻せばリバウンドします。
ダイエットを成功したという人が最も多いのが2、3か月で5㎏前後の減量した人です。
半年で10㎏を目標にした人は成功率は少なかったそうです。
あまり長期間かけてダイエットの目標を立てると、モチベーションが続かない可能性が高くなります。
目標は2、3か月で5~10㎏がいいのではないでしょうか。
2、3か月だと減量も目に見えるし、あと何日と先も見えるのでモチベーションを保つのに最適な期間かもしれません。
しかし、どんな方法であっても成功した人がいるということです。
リバウンドするのは、ダイエットの期間ではなく本人の気持ち次第ではないでしょうか。
ホメオスタシスと停滞期
ホメオタシスとは、生体恒常性ともいわれ、生命を保つために体の状態を一定に保とうとする働きのことです。
日本では夏は暑く、冬は寒くなります。
気温はいつも変化していますが、暑ければ汗をかき、寒くなれば体を振るわせて体温がいつも同じ状態に保たれています。
体の栄養素が足りなくなるとお腹がすき、水分が不足すると咽が乾くのもホモオタシスの働きによるものです。
急激なダイエットすると体が飢餓状態と認識してホモオタシスが働き、消費エネルギーを抑え、吸収率を上げようとします。
この考え方は間違っていませんが、いくらホメオタシスが働いたとしても基礎代謝が少なくなることはありません。
基礎代謝は、生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことです。
もし、摂取カロリーを基礎代謝以下にしていれば体重は下がっていきます。
吸収率あ上がるというのも少し疑問があります。
身体が正常であれば、吸収率はほぼ100%なのです。
いくら飢餓状態になってホモオタシスが働いたとしても、100%以上の吸収率はありません。
このことから、ホモオタシスが働いて停滞期がくるとはありえません。
短期的な停滞期は、誤差の範囲ですぐに体重は下がっていきます。
もし停滞期が長期間(2週間~1か月)も続くのなら消費カロリーと摂取カロリーの差があまりないかバランスがとれていることになります。
停滞期について数字で分かりやすく説明しています。
こちらのページをご覧ください。
痩せる原理、リバウンドする原因!数字で徹底解明
リバウンドしない方法
リバウンドしないダイエット方法はありません。
リバウンドとダイエットは、逆なことなので不可能です。
例えば、家に戻らない目的地に行く方法を探しているようなものです。
全く意味不明です。
ダイエットは、減量することです。
リバウンドするということは、減量した時点から太るということです。
それをいかにもできそうなことを書いているサイトが多いのが現実です。
リバウンドしない方法は、目標体重になったときにそれ以上体重が増えないように食べる量を調整するしかありません。
まとめ
同じ部屋で同じような食事をしている太っている人と痩せている人が、いることに注目して基礎代謝を調べた研究がありました。
その結果、基礎代謝は太っている人のほうが高かったのです。
この不思議な現象には理由がありました。
二人の行動を観察していると、太っている人はあまり動かず、痩せている人はこまめに動いていることが分かりました。
このことから分かるように、痩せた身体を維持しようと思ったら消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを少なくするしかありません。
もし、体を動かすのが苦手なら、食べる量を少なくするしかありません。