酵素ダイエットは、ダイエットの方法の中でも人気があるダイエット方法ではないでしょうか。
その中にも、本当に痩せるというサイトと本当に痩せないというサイトがあります。
実際はどうなんでしょうか
結論からいうと酵素ダイエットは本当に痩せることができます。
酵素ダイエットが痩せないと言っている人は酵素自体にダイエット効果がないといっていることや、やり方を間違っている人です。
酵素自体にはダイエットの効果はありませんが酵素ダイエットには本当に痩せるというのが当サイトの結論です。
酵素ダイエットはやり方さえ間違わな変えれば本当に痩せることができます。
その前に酵素とはなにか調べて見ました。
目次
酵素とは
酵素はタンパク質の一種で、食べ物を消化したり身体の代謝などあらゆるところに必要なものです。
酵素には、数万種類の酵素がありますがそれぞれ一つの働きしかしません。
例えば、消化酵素の唾液に含まれるアミラーゼはデンプンを分解しする酵素でそれ以外の働きはしません。
タンパク質を分解する酵素はプロテアーゼという酵素です。
酵素はタンパク質の一種なので高温には弱く約50℃以上になると働きが失われていきます。
正確には50℃では1時間たっても働きは失われず、60℃で1時間たつと約50%が働きを失います。
70℃なら12分ほどで完全に働きがなくなえいます。
その温度になれば全て働きがなくなると言う訳ではありません。
pHでも働きが失われていきます。pH4以下とpH10以上でも酵素の働きがなくなってきます。
酵素は、大きく分けて消化酵素と代謝酵素に分けられます。
食物に含まれている酵素を食物酵素と言いますが、食物酵素はほとんどが消化酵素です。
酵素は、体を造る大事なものですからダイエットで痩せる可能性もありそうですね。
酵素についての二つの説
酵素については分かってないことも多いのですが二つの説があります
酵素栄養学
酵素は、体内で一生のうちに作られる量が決まっていて食物から酵素を摂ることで体内の酵素は無駄な酵素を使わななくなり健康でいられるという説があります。
この説は、アメリカ生まれの医者のエドワード・ハウエル博士が唱えた酵素栄養学という説です。
酵素ドリンクのほとんどは、この酵素栄養学をもとに考えられた商品ではないでしょうか。
酵素には、消化酵素と代謝酵素の二種類の酵素がありこれを潜在酵素とよび、一生で造られる量が決まっている。
この潜在酵素の使われる量が多いと酵素が不足してきて病気になったり寿命が縮んだりするので潜在酵素の使う量をできるだけ少なくすることが健康の秘訣だということです。
潜在酵素を使わない為には、できるだけ食物の酵素を摂ることが大切であるという説です。
日本の医者にも酵素栄養学を賛成している人も多くいます。
分子生物学の説
この説に反対しているのが分子生物学を主張する人たちです。
酵素は、遺伝子によってつくられるので一生に造られる量は決まってない。
食物酵素は、体内の消化器官で消化されてしまうので、消化の助けをするというのは考えにくい。
胃は、空腹のときはPH1くらいでかなり強い酸性で、食べ物を食べた直後でもPH4から5くらいで、2、3時間でもとのPHにもどります。
このことからも食物酵素の働きは考えにくいということです。
アメリカ食品医薬品局は、酵素栄養学を科学的に根拠がないとして全面否定しているようです。
アメリカ食品医薬品局は、アメリカの食品、医薬品から玩具まで消費者が使うものを幅広く管理している国の機関です。
酵素の摂り方で代謝が本当に変わるのなら酵素ダイエットで痩せるかもしれません。
しかし、分子生物学の説が正しければ酵素では痩せることとは難しそうです。
二つの説に対して
本当は酵素についてはよく分かってないのが事実です。
消化の事に関しても科学的に証明されてない事も多いのです。
酵素が造られる量が一生のうちに決まっていることは分かりませんが、歳をとると代謝が悪くなるというのは実感として分かると思います。
年齢とともに酵素が少なくなるので代謝が悪くなると言われればそうかなぁと思います。
分子生物学側では年齢とともに酵素が少なくなるのは遺伝子の伝達が悪くなると言っています。
素人考えでは、酵素が先か遺伝子が先かということでどちらも歳をとると酵素が少なくなるには違いはないということになります。
遺伝子のせいにすれば、どうしようもないですが、食物酵素を摂ればいいとなるとやりようはあります。
食物酵素は、体内の消化酵素を助けるかということに関しては、肉を焼くと時にショウガを塗ったりパイナップルで肉を柔らかくする方法があります。
それはショウガやパイナップルの酵素が肉のタンパク質を分解するので柔らかくなるということです。
これらのことを考えると食物酵素でも少しは消化の働きを助ける気がします。
食物酵素は、消化の働きの助けになるかどうかで、別の考えもあるようです。
食物酵素は、確かに分解され吸収されますが、その分解された部品が、体内で酵素を造られるときの部品になり食べた時は消化の助けはしないけど体の中で酵素が造らるときの助けになるという考えもあります。
実際に、コラーゲンで実験した時に、コラーゲンを食べても体内のコラーゲンは増えませんが、肌の水分量は増えたそうです。
このように、食物酵素も消化されたあとに何らかの効果があるような感じがします。
長生きしている人は生ものをたくさん食べているいるかといえば、そんな話もあまり聞きません。
ダイエットで痩せる為に酵素が効果があるかということに関してはもし代謝が上がったとしてもダイエットで痩せるほどに効果があるほど代謝が上がるとは考えにくいです。
生ものを食べると水分も多くとるということになるのでそれなりに少ない量でも満腹になる可能性はあります。
そういうことであれば痩せる可能性もあります。
酵素ドリンクはどうか
酵素ドリンクの名称をみれば「清涼飲料水」となっています。
食品衛生法では、「清涼飲料水」の部類なるのでそうなります。
「清涼飲料水」の為に加熱して殺菌しています。
細菌方法は、会社によって違うそうです。
これでは酵素は、失活して酵素の働きは無くなっていしまいます。
しかし、本当は酵素ドリンクは、もともと酵素を含んだ飲み物ではなく発酵飲料で植物の発酵したエキスと酵母を含んだ飲み物ということです。
本当におどろきました。
酵素という名が付いているのに酵素が入ってない飲み物になります。
発酵エキスと酵母が、酵素を造る助けをするというのが酵素ドリンクの本当の目的のようです。
酵素ドリンクの材料は、たくさんの野菜や果物を使っているので栄養成分も多いような気はします。
しかし、栄養成分をきちんと表示しているのは本当に少ないようです。
材料からして栄養成分が少ないとは考えにくいので、表示してないだけということにします。
そう考えると栄養は豊富に含まれているので身体にはよさそうです。
酵素ダイエットは本当に痩せる?
酵素ダイエットは、酵素ドリンクと置き換えるかプチ断食をして減量する方法です。
カロリーの低い食べ物に置き換えるのでカロリー制限することになるので、ダイエットで痩せることはできます。
酵素ダイエットは痩せないという人は、酵素に自体にダイエットしても痩せないと言っているような気がします。
ただ単に酵素ドリンクを飲むだけでは痩せません。
酵素ダイエットは、なぜプチ断食をするのかと思っていましたが、酵素のことを調べていたら分かりました。
プチ断食で、消化酵素を使わずに代謝酵素をフルに使おうという考えだったんですね。
酵素栄養学の考えを取り入れたやり方です。
まとめ
酵素ドリンクについて調べていくと、驚いたことに酵素がもともと入ってない飲み物だということが分かりました。
酵素ドリンクが世の中にでてから何年も経つので少しづつ言い方が変わってきたのかもしれませんね。
いまだに、酵素ドリンクは酵素が含まれていると思ている人は多いのではなでしょうか。
酵素ドリンクの販売ページを見ても酵素が不足したらよくないですというようなことばかり書かれています。