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腸内環境

腸内細菌の不思議

投稿日:2016年10月7日 更新日:


 
 

以前、腸内環境を整えるには食物繊維を摂ることだと書いたことがあります。

しかし、いろいろ調べていると腸内細菌には不思議なことがありました。

腸内環境には腸内細菌が関係していることには間違いないですが、腸内細菌のことはよく分かってないのが現状のようです。

住む環境によって腸内細菌は違っていたり、良いとされる腸内細菌がいないにもかかわらず病気にほとんどかからない民族もいます。

食べ物で腸内細菌の善玉菌が増えて腸内環境を整えると言っていましたが一概には言えないことも分かって来ました。

腸内細菌のことを調べれば調べるほど不思議で分からなくなってきます。
 



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目次

腸内環境を整える

腸内細菌には善玉菌と悪玉菌と日和見菌がいると言われ、腸内環境を整えるには善玉菌を増やして悪玉菌を少なくするということが言われています。

ただ単に善玉菌だけ増やせば、腸内環境は整うのだろうか。

善玉菌は、本当に悪いのか。

また、腸内環境に最適な割合は善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7がいいと言われています。

もしこの割合が善玉菌:悪玉菌:日和見菌=1:2:7になった時は腸内環境が悪くなって下痢や便秘を起こすだろうと想像できます。

しかし、もしこの割合が善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2.5:0.5:7になったら腸内環境はどうなるんだろうと思ったんです。

しかし、そんな具体的なことを説明しているところはありません。

 

悪玉菌について

悪玉菌と悪がついているので必要ないのかと思いますが、そんなことはなく悪玉菌も必要な菌だということです。

・悪玉菌の役割は、タンパク質分解して吸収の助けをする
・肉中心の食生活だと悪玉菌が増える

タンパク質分解する時に、ガスを出し身体に悪い影響を与える
糖質制限している人は、腸内環境はどうなんだろう?

・赤ちゃんの免疫機能をつくる
赤ちゃんは生まれた時は、善玉菌だけです。
赤ちゃんのうんちは酸っぱい匂いがします。
口から悪玉菌が入って徐々に免疫が高まってきます。

・悪玉菌が増えると免疫機能が下がる。
大人になって悪玉菌が増えるとガスが身体に悪い影響を与える

・外部からはいってきた菌をやっつける。
これは悪玉菌に限らず腸内細菌全体で言える。

・悪玉菌がいることで善玉菌の働きも活発になる。
・悪玉菌がいないと戦う相手がいないので弱くなる。

善玉菌はたまたま悪という字が入っているが、いい働きをする悪玉菌も現れているのでちょっと理屈があわない。

腸内細菌は、まだまだ分かってないことが多いのです。
 

善玉菌について

善玉菌の役割はビタミンを造り、腸内を酸性に保ちます。

腸内が酸性になると、悪玉菌が少なくなり腸を活発にします。

腸が活発になると、お通じもよくなり毒素が速やかに体外に出て行きます。

善玉菌は、短鎖脂肪酸を造り、短鎖脂肪酸は、細胞をつくるエネルギー源として使われたり肝臓や筋肉などのエネルギー源に使われます。

すると免疫力が上がり病気にも強くなります。

身体にとっていいことづくめです。

しかし、腸内細菌ことはまだまだ分かってないことが多いのです。

 

糖質制限で腸内環境改善

テレビの番組で糖質制限ダイエットで腸内細菌はどのように変わるかという実験をしたそうです。

番組での実験は、4人でジムのプログラムに従って1か月行いました。

通常であれば腸内細菌は2年から3年にかけて変わっていくそうです。

プログラムの内容は、
週2回1時間ほどジムで軽いトレーニング。
食事は炭水化物のご飯などはなし。
焼肉のたれはなし。
味噌汁には味噌を入れない。
その他のおかずは薄味。

果物、穀類、ニンジンやカボチャなどの糖質の多いものは摂らない。
味噌、ソース、みりん、砂糖などの調味料は使わない。

などの、糖質に関しては結構厳しく摂らないようしたようです。

すると1カ月後の結果は

男性 41歳
実験前 体重 95.9㎏ ウエスト105.0㎝
実験後 体重 96.4㎏ ウエスト 94.3㎝

女性 28歳
体重 -6.4㎏ ウエスト-6.0㎝

女性 47歳
体重 -5.2㎏ ウエスト-5.7㎝

腸内細菌は大幅に変わっていましたが、専門家でも良いか悪いか分かっていないようでした。

同じ番組で、ベジタリアンのインド人の腸内細菌を調べたところベジタリアンに多い腸内細菌が多く、肉を食べる人に多い腸内細菌は全くいませんでした。

それでもそれほどスマートな感じではなかったです。
 

タンザニアに住むハッザ族

ハッザ族は世界でも数少ない狩猟採取民族で、原始時代に近い生活をしてます。

ハッザ族は病気をほとんどしないことでも知られており、腸内細菌を調べたところ種類が多く、22%が知られない菌で、現代人の善玉菌のビフィズス菌はほとんどいなかったそうです。

専門家の間では、人にはビフィズス菌がなくてはならない細菌だと言われてきました。

これらの研究で、環境や食生活で腸内細菌は大きく変わり、何が良いか何が悪いか一概には言えないということが分かりました。

腸内細菌のことを説明する時に、善玉菌とか悪玉菌といって説明するのは時代遅れになるかもしれません。

 

腸内環境を整えるには

腸内環境を整えるポイントは、少ない食事と食物繊維ではないでしょうか。

糖質制限の実験した人の食事のメニューを見ると他の家族より総カロリーが低いのがすぐに分かります。

糖質制限ダイエットは肉以外は野菜が多いような感じがしました。

運動もしているので消費カロリーも増えています。

私のように炭水化物中心の生活でも玄米を食べているのでお通じは良いです。

普段の食生活で心がけているのは食べ過ぎないようにしてる事だけです。

毎日体重を量り増えないように食事の量でコントロールしています。

人は大昔は肉ばかり食べていたのでその生活がいいという人もいます。

大昔の人は、空腹の時間も長かったのではないでしょうか。

ハッザ族も食料が十分に足りている訳ではないと思います。
しかもハッザ族は、動物性の食べ物より植物性の食べ物を多く食べていたことも分かりました。

食べ物が違っていても、共通することは、食べる量が少ないということと割と食物繊維を摂っているということです。

人は、すごい機能があり、環境によってその環境に合うように変わっていくのではと思います。

ただ、食べる量が多いことに対して対応ができていません。

不足すると、何として補おうといろいろ変わってくるのだと思います。

腸内細菌も食べるもので変わり環境で変わるのではないでしょうか。

こう考えるとさまざま実験結果の矛盾が矛盾で無くなってきます。

腸内環境を整えるには、食べる量を少なくする。これに尽きるような気がしました。

 

まとめ

腸内細菌のことを調べていくとますます分からなくなってきます。

今まで言われていきたことが、全く違っていたということもあるかもしれません。

イヌイットは、生肉しか食べないような感じがしますが、アザラシの内臓も食べるそうです。

生肉や内臓にはビタミンが多く含まれているそうです。

生肉を食べなくなった現代人は、ビタミンを他の方法で取らなくてはいけません。

それが腸内細菌の役割かもしれません。

食物繊維からビタミンを造るとしたら現代人が食物繊維が必要なのも納得できます。

ダイエットには腸内環境を整えることは大事です。

現代人が腸内環境を整える為には、食物繊維はやっぱり必要ではないでしょうか。



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