食事系ダイエット

ダイエットの食事の見直しが基本で早く効果が現れます。

腸内環境

腸内環境とデブ菌とヤセ菌

投稿日:2016年9月27日 更新日:

たくさん食べているのに痩せない人のことをうらやましと思ったことないですか。

テレビでギャル曽根を見るたびに、いくら食べても太らない身体だったら好きなものを思いっきり食べてやると思うことがよくあります。

反対に少ししか食べてないのに太ってしまうという人もいるかもしれません。

そんな、ダイエットを頑張ってもなかなか痩せないという人は、デブ菌が関係しているかもしれません。

最近、注目されているデブ菌とヤセ菌とは、どういったものなんでしょうか。

 



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目次

デブ菌とヤセ菌とは

ワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士は、肥満と腸内細菌に関係があるのではと思い次のような研究をしました。

ゴードン博士は、一人が肥満で、もう一人が痩せている双子を募集して4組の女性の双子が集まりました。

その双子から腸内細菌を取り出し、マウスに肥満の人から取りだした腸内細菌を移植したグループと痩せた人の腸内細菌を移植したグループに分ました。

両方のグループも同じ食事をさせた結果、肥満の人の腸内細菌を移植したマウスは体重が増えて脂肪も増えたことが分かりました。

この結果から、腸内細菌が肥満に関係していることが証明されました。

さらに肥満の人にはファーミキューテス菌というデブ菌が多く、痩せている人にはバクテロイデーテス菌というヤセ菌が多いことが分かりました。

 
 

腸の病気で原因のよく分からない難病にかかった女性を便移植という方法で治療したときのことです。

便移植は、腸内環境の良い人の便から腸内細菌を取り出しそれを病気の人の腸に流し込むという方法です。

便移植は、血のつながった家族の人から移植することが決まっています。

便移植した女性には、肥満である以外は健康であった娘がいました。

その娘から便移植をしたのです。

便移植した人は、普通の体形だったのが便移植して1年半で15㎏も太ったといいます。

 
 

ゴードン博士らの研究には続きがあって、肥満になったマウスと痩せているマウスを一つのゲージに入れて育てて見ました。

マウスは、他のマウスの糞も食べるので、腸内細菌は混ざってしまうことになります。

その結果、肥満のマウスは痩せましたがが、痩せていたマウスはそのままだったのです。

これは、肥満だと腸内細菌の種類が少なくなっているので他の細菌が入ると簡単い他の菌も増えてしまうからです。

痩せているマウスの腸内細菌は種類が多く肥満のマウスの腸内細菌が入ってきてもあまり変化がなかったことが原因です。

このことを考えると自然のマウスは痩せているマウスだけになるように思います。

しかし、痩せていることと肥満には食事の内容によって変わってくることが分かりました。

一緒のゲージに入れたマウスの食事は食物繊維が多く脂肪の少ない食事を与えていました。

同じような実験で、肥満の腸内細菌を移植したマウスと痩せた人の腸内細菌を移植したマウスを一つのゲージに入れ、食物繊維の少ない脂肪の多い食事を与えた時は糞の影響は起きなかったといいます。

このことから、細菌を交換しても、食事によって太るか痩せるかが決まってくるということです。

 

ヤセ菌を増やすには

ある実験で、ファーストフードを10日間食べ続けた結果、腸内細菌の種類が半分以下になり、ファーミキューテス菌ばかりになったということになりました。

この実験では、食べ過ぎだけではなくかたよった食事で腸内細菌のバランスがくずれ腸内環境が悪化したことも意味しています。

このことからヤセ菌を増やすには、腸内環境を整えることが非常に大事になることが分かります。

腸内細菌の総数は、それほど変わらず種類の割合が変わるだけのようです。

そこでデブ菌を少なくすればヤセ菌が増えることになります。

デブ菌を少なくするには、脂肪の多い食べ物をだらだら食べ続けないことが大切です。

テレビで、体重が200キロや300キロもある人が出てくることがありますが、その人たちは一日中何かを食べています。

それは、もっともダメな食べ方になります。

食事と食事の間の時間を空け、空腹の状態を作ることがデブ菌が増えるのを抑える効果があるようです。

思い当たることがあります。

空腹を感じる時間が長いほど体重が減った経験があったことから、空腹の時間が長いほど痩せると思ったことがありました。

デブ菌とヤセ菌は誰でも持っていて、その割合が違うだけです。

デブ菌を少なくして、ヤセ菌を増やす食事に変えるのは腸内環境を整えるのが一番です。

ヨーグルトなどの発酵食品を摂ることが腸内環境を整えると書いているサイトも多くみます。

間違いないと思いますが、ヨーグルトなどの加工品は、他の成分も多く含まれています。

ヨーグルトは乳製品なので乳糖が、苦手な人もいたり、漬物でも乳酸菌が取れますが塩分の取りすぎになる可能性もあります。

一番いいのは、食物繊維ではないでしょうか。

しかも自然な食品から摂るのが一番いいと思います。

 

まとめ

デブ菌とヤセ菌の研究は始まったばかりで詳しいことはまだ解明されていません。

近いうちにヤセ菌の移植で太り難い身体になるようにできるかもしれませんが、
今のところ食物繊維の多く脂肪の少ない食事をして腸内環境を整える方法しかありませんね。

もしかしたら、デブ菌もヤセ菌も長い間の食生活で変えることもできるかもしれません。

デブ菌とヤセ菌は、遺伝も関係があるようです。

娘の便を移植した母親は、もともと太る遺伝子で、娘の便によって太るスイッチが入ったのかもしれません。

糖質制限ダイエットは、タンパク質の多い食事になりそうなので、意識して食物繊維の多い食事をする必要がありそうです。



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